里山で美しく生きる。

ひと味違う「春掘り」

5月中旬から6月初旬にかけ、長芋の種芋を丁寧に植えていく光景が、ここ芽室町の畑で見られます。11月に入ると一斉に収穫が始まりますが、一部は土の中で越冬させ、春に収穫します。じっくり熟成された「春掘り」の長芋の美味しさは言うまでもありません。同じくゴボウにも、「春掘り」があります。私たちには馴染み深いゴボウですが、日本以外の国ではあまり食されない珍しい野菜です。ゴボウには食物繊維が、長芋には消化吸収を助けるアミラーゼと、胃の粘膜保護効果が高いムチンが、豊富に含まれています。長芋の成分は熱に弱いので、生で食べることをおすすめします。暑い夏にはとろろそばなんていいですね。そばには毛細血管を丈夫にするルチンが含まれています。そこで春掘りゴボウでゴボウ天やきんぴらを一品加えるのもいいかもしれませんね。

この記事を書いたのは…
尾藤優子

十勝の旬の野菜の情報を専門家の視点から発信するシニア野菜ソムリエ。十勝の農業をPRするというミッションの下、自然の厳しさや優しさを、野菜を通じてお届けします。

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