里山で美しく生きる。

農畜産物の輸出を目指して

経済大国日本と言われた時代を久しく感じる…。

GDPが世界3位になった今も経済大国であることには変わりはない。世界の通貨の中で、最近「元」に抜かれた「円」がそんな雰囲気を醸し出している。

その経済的役割に農畜産物の輸出入は当てはまらない。何故なら国内の農産物は高価だから…その裏付けは平地や畑の面積の大きさに他ならない。

日本の国土の80%は山林なので、農産物を生産するには余りにも少なすぎるのである。

そうは言ってもここは十勝…北海道の真ん中に広大な畑作地帯が広がる。47都道府県の中にあって、四国4県+九州7県よりも北海道は広い。ここに生まれ住んでいる人間にはピンとこないが、飛行機から見下ろす日本列島はほとんど山林にしか見えないのである。

GDPに貢献する条件は全く無いといっても過言ではない。輸出国にはなる事は無いだろう。

食物自給率の低迷も年々拍車がかかり食糧問題は更に難しい時代へと変遷していく事だろう。カロリーベースで39%では輸出国から見たらとても良いお客さんになるのだ。

しかし、近年日本では良い農畜産物は輸出する傾向にある。近代都市国家のシンガポールでは輸入に頼らなければ国民の生活はままならない現状にもある。現地では1%にも満たないくらいの食物自給率と思われ、自国の農畜産はほとんど手に入らないという。

世界の人口は、1分に137人、1日で20万人、1年で7千万人、増えている。世界中で、1年に6千万人が亡くなり、1億3千万人が産まれている。
食物自給以前に貧富の拡大、温暖化など問題が山積であるにもかかわらずWHOは食糧問題については何ら問題ないと危機感を持たない。
世界の富裕層が食するものに安心安全な日本の農畜産物がある。私の農場では更に付加価値をつけて加工品として、国内入はもとより海外へと販路展開を目論んでいるところである。本物はきっと理解される事と信じて、今日も農作業と加工品製造に勤しむのである。

この記事を書いたのは…
菊地英樹

株式会社 ファーム・ミリオン代表取締役。産直ならではの価格と鮮度にこだわり、食卓を笑顔にする野菜を生産するファーム・ミリオンを経営。みんなに内緒にしているが実は寿司を握ることができる。

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