里山で美しく生きる。

冬でも味わえる十勝野菜の美味しさ

2017.12.28

芽室の大地で育ったしっかりとした大根で漬けたお漬物は美味しいこと間違いないだろう。

十勝は12月に入ると、最高気温もマイナスが当たり前。合言葉は「寒いね~」どこに行っても「こんにちは!寒いね~!」。十勝の寒さは凍てつく寒さだ。日本一寒い陸別町も十勝の最北部にある酪農地帯である。
先日帯広にある実家に寄ると、ちょうど秋に漬けたニシン漬けをお茶うけに母が出してくれた。ちょうどいい酸味でとても美味しかった。両親共80歳を超えているが、毎年漬物は二人で数種類漬けている。身欠きにしんにキャベツ、大根、人参を麹でつけたのがニシン漬け。大根に鮭を挟んだハサミ漬け。他に飯寿司など、北海道の厳しい冬を乗り越えるためか、野菜と魚を一緒に付け込んだものが多い気がする。決して子供向けではない、大人の味。具材は似ていても、各家の味がそれぞれあり持ち寄って味比べを昔はしたものだが、近年は漬物自体を農家でも作らない家庭が多い。私は仕事で大根の酢漬けやキュウリのビール漬けなど通年通して作るが、伝統ある漬物にはまだチャレンジできていない。母の漬物も義理の母のも私はどちらの味も好き。私の味を確立するまで何年かかるのだろう。美味しい漬物を作って“里山生活”に採用してもらえるようにがんばろうと思う。

この記事を書いたのは…
尾藤優子

十勝の旬の野菜の情報を専門家の視点から発信するシニア野菜ソムリエ。十勝の農業をPRするというミッションの下、自然の厳しさや優しさを、野菜を通じてお届けします。

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