里山で美しく生きる。

春の訪れへの準備

雪室(ゆきむろ)で貯蔵され、 さらにおいしくなるジャガイモ

 

まだ残雪のある十勝平野。3月になると、畑に融雪剤を撒く光景がよく見られます。そして、農家のハウスからは「トン、トン、トン…」と、等間隔で機械の音が聞こえてきます。砂糖の原料になるビートの苗づくりをしている音です。別の農家の倉庫からは「トン、トトン、トン…」と、たくさんの包丁の音がランダムで聞こえます。こちらでは長芋の種芋切りが行われています。

この時期農家では、雪が溶けてから撒く作物の準備に追われます。そして同時期、冬期間の寒さからジャガイモ等を守っていた貯蔵庫に、今度は寒さと湿度を保つために雪を入れ雪室にします。ジャガイモは寒さから身を守るために、でんぷん質を糖に変え甘くなります。雪室で貯蔵することにより、おいしいジャガイモがより一層おいしくなるのです。

4月には、札幌市の隣町の江別市の高校生が農業実習に12日間の予定で来場します。ほかの地域では体験できない、十勝の農業を満喫して欲しいですね。

この記事を書いたのは…
尾藤優子

十勝の旬の野菜の情報を専門家の視点から発信するシニア野菜ソムリエ。十勝の農業をPRするというミッションの下、自然の厳しさや優しさを、野菜を通じてお届けします。

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