里山で美しく生きる。

晩秋の大地に現れる”ヒマワリ”

晩秋の大地に現れる”ヒマワリ”

芽室町祥栄の大野ファームさんのヒマワリ畑。今年も美しく咲きそろっていました。 <Photo by K.Eda>

 

10月の十勝はじゃがいもの収穫を終え、小豆や大豆などの豆類、ゴボウやカボチャ、砂糖の原料になるビートの収穫など、次々に畑から収穫されていきます。上旬には秋まき小麦の播種も終わり、晩秋の大地に新緑の若芽が顔をのぞかせています。

そしてこの時期、収穫を終えた畑に新たに出現するヒマワリたち。これは緑肥用として栽培され、開花後には畑にすき込まれてしまいます。美しく咲き誇る最中に機械で倒されていく姿を見るのは何だか寂しい気もしますが、緑肥をすき込む事によって新鮮な有機物が土に入り込み、土中の微生物が活発に働いてくれるのだそうです。晩秋のほんのひと時、広い畑一面に広がる鮮やかな黄色は、思わず足を止めて眺めてしまうほど麗しい光景です。冬の足音が聞こえるこの季節に満開の花畑を見ると、ついつい笑顔に、気持ちも穏やかになってしまうものです。通りかかる人たちの目と心を楽しませてくれるヒマワリたちは、来年の作物のための土づくりの役割を担っています。

晩秋に見頃を迎えたヒマワリ。高く澄み渡る青空と鮮やかな黄色い畑のコントラストが一段と美しい。

この記事を書いたのは…
惠田喜歩

株式会社十勝里山研究所取締役、MEMUROワインヴァレー研究会所属。十勝芽室町に移り住み11年。大好きな芽室町をたくさんの人に知ってもらいたい、地域の里山に新たな風を吹かすことができたら…と、MEMUROワインヴァレー構想に参画。

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