里山で美しく生きる。

ワイナリーは何処へ

極寒の十勝でのワイン用ブドウの越冬技術の考案は、私たちに与えれれた使命なのだ。

 

ワイナリーを創り上げるには、英知と勇気と情熱が無ければ創造出来ない。世界中のワイナリーがそうである様に。

そこで私自身の役割はなにか?!難題でもある葡萄の越冬と、積算温度を加味した甘く熟成した葡萄を育て上げる事だ。30年以上の営農技術の蓄積。その経験から頭の中で妄想。それらをミックスし膨らます!いつも仕事をしながら新しいアイディアを練っている。寒い地域で葡萄を育てるのに簡単なのはビニールハウス栽培なのかもしれない。しかしそれは大きな投資であることと、更に葡萄にとっては意外にも秋が暖かすぎ、葉が熟さない事があるらしい。つまり温度や湿度や太陽の光量が自然とは違うので、コントロールを間違えると葡萄の木を翌年へと上手く引き継げない。このあたりが人間が全てをコントロールする施設栽培の難しいところである。更には易虫と害虫のコントロールも難しいそうだ。そこそこ暖かいと害虫までもが越冬し、近年農家のビニールハウスで色々なものが越冬を繰り返していて問題になっている。したがって十勝の寒さを利用した病害虫抑制栽培ができない。

さてさて、来年は私の農場の木も三年目で葡萄が生りだすのだ。誰もが十勝の地で容易く栽培できる方法(技術)は完成するのか?!そんな事を考えると今夜も眠れない…

この記事を書いたのは…
尾藤光一

有限会社尾藤農産代表取締役。
誰よりも土を愛し、野菜を愛する農耕人。
野菜の生産や販売だけでなく、
地元・十勝のブランドを海外へ打ち出していく
活動も意欲的に行っている。

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